zabeblogのブログ

4度の流・死産の末、離婚したバツ2女の日常

M.モゥブレィと革と愛と

物や人って基本的には皆おなじ。
いくら面倒くさかろうが愛情をもって手間を掛けないと、あっという間に渇いて朽ちる。
例えば花やペット、マグカップ、車、それに皮膚と心。(別に太宰の話じゃないよ)


聞く処に寄ると、赤子を無視し続けると、一年も経たずに死んでしまうらしい。

フレデリック大王はあるとき修道士にマスクをさせて、赤ちゃんが目を見ても一切目を見てはいけない、笑いかけても笑ってはいけない、語りかけてもいけないと、ふれあいを一切しないで赤ちゃんを育てる実験をしたのです。そうしたら、実験が終わらない間に子どもはみんな死んでしまったのです。

母子健康協会


こんな悲しい話、信じられないし信じたくないけれど、結果が物語っている。これが真実なのだ。
(というか、そんな実験しないでくれよ)
このことからも分かるように、何かを放っておく、ということは、暴力に等しいくらい罪深い。

だから胸を張ってさ、そう。(ガストロンジャーじゃないよ)


愛を示そう。人に、物に。惜しみなく、手間を掛けるのだ。
失ってからでは遅すぎるから。

老いと革と

さて話は少し変わるけれど、幾年か前よりアンチエイジング、という言葉がまかり通っているが、例え大金持ちだろうが支配者だろうが征服者だろうが、何人たりとも老いからは逃れられないのである。風が雨が岩肌を、人間には認識できないくらい緩いスピードで削り取っているのと同様に、人間の美もまた日々緩やかにお日様や重力、食べ物などによってじりじりと削り取られ続けている。残酷な話だが、これは仕方ない。そういう運命なのだ。決して逃れられない。
で、そのままただ時の流れに身を任せていたらある時、鏡の中で肌と髪がパサつき、しみしわだらけの人物に出会うこととなる。(なんたる恐怖)
だから皆、女性は特に、化粧水だのクリームだの美容整形だのを用いてこの残酷な運命に抗うのだ。大いなる抵抗である。

話は戻って、前述で人も物も性質は同じ、と説明した。
人に必要なもの、は物にとっても必要なものであったりする。
ということは詰まり、人間が老いぬよう化粧水やクリームを必要とするならば革だって同じく、美を保てるよう、栄養を与えたり、クリームで保護をする必要があるのである。
乾燥、変色、ひび割れ等が出る前に。
さあ、今から革のケアを始めよう。(革磨き布教活動)

革のケア用品

ケア用品としての私のお勧めは↓

M.モゥブレィ

私的にはデリケートクリームがかなり気に入っている。


その特徴はこうだ。

・ベトベトしない。
・過剰なツヤを出さないから風合いを損ねない。
・ハリが出る。
・しなやかさが出る。

解説しよう。
まず、ベトベトしない。
手についても、不思議なほどサラリとしているのだ。とても扱いやすい。何だそんなこと、と思うかもしれないが、手がベトベトの油まみれだと、触れるものにも困るし、これって結構大事だったりする。

次に、過剰なツヤを出さない。
例えば、他のクリームの場合、磨いたはいいが、何だかツヤツヤのテラテラになってしまう、ということがままある。だので、ツヤをそこまで出したくない物などに塗る場合、躊躇していたのだが、これは使用後もツヤが過剰に出るわけでもなく、ほぼ元と同じ風合いのままなので安心して使える。

ハリ、しなやかさ。
使用後、草臥れた革が嘘みたいに息を吹き返す。わかりやすく例えるなら、たるんだお肌がピンと引き締まった、というあの感じ(ある程度年齢を重ねた人じゃないとわからないか)。ハリやしなやかさが出て、実際触ってみると、使用前と使用後の手触りの違いに感動する。

使い方

物によってケアの仕方は変わるが、大体は、①汚れを落とし②クリームで保湿する、という流れ。
では、そのケアの頻度はというと、革製品の使用頻度によっても変わってくる。
例えば、毎日使うバッグなら月一のケアが必要らしい。
しかし、私が最近買ったバッグ↓のお手入れ方法を見てみると、4か月に一度のケアでいい、と書いてあるが。

私の革ジャンが年一のケアでも10年以上経ってもまあまあ保てているので、ケアする頻度はあまり神経質にならずとも、まあ適当に、数か月に一度、気付いた時にケアするのでも良いのではないか、と思う。
本気で超美しいままをキープしたい、というのなら話は別だけど。

ケアの仕方はこちら↓が詳しいかも。見てみてね!(書くのに疲れてきたので丸投げ)
ISETAN MEN'S net


最後に余談。
人や物も愛されるとそれが風貌に現れる。
やっぱり愛されている人(物)って美しい。

だから、革も人も自分も、愛して美しく変化していきましょう。
てことー。