zabeblogのブログ

4度の流・死産の末、離婚したバツ2女の日常

初めての内視鏡検査 〜そこに至るまでの経緯〜 part.1

 去年の9月のある日のこと。

 家でネットを閲覧していたところ、急に便意を催した為、私はいそいそとお花を摘みに出かけた。
 
 そうして、いざ便器に腰をおろすと、その刹那、急に下腹部に激痛が走った。だが、そんなことは排便にはつきものである。なので私は特に気に留めることもせず、いつも通りに息を止めていきんでみたところ、なんと更なる激痛が襲いかかってきたではないか。
 
 そのあまりの痛みに、私は堪らず前屈みとなり、うーっと低く唸った。それと同時に直感的に「内臓が出そうだ!」と感じた。何だか腸が一気にずるりと便器の中へ滑り出しそうな感じがしたのである。う●こじゃなくて。そう思ったら、途端に私は焦り出し、何か策を打とうとはしたが、頭の中はやばい内臓が出るどうしよう内臓が出る内臓が出る出る出る出ると大騒ぎで、結局それどころではなかった。

 そのうち脂汗がダラダラと吹き出して、その状態のまま15分が経過する頃には、私の脂汗で水浸しとなった暗く狭く汚いトイレの床に私は足を折り曲げて倒れ込んでいた。
 
 幸い母に発見され、救急車で救急病院へ搬送されることとなり、到着するとすぐさま検査を受けた。その際、痛み止めの注射や点滴の他、レントゲンも撮ったのだが、結局身体中のどこにも悪いところは見つからなかった。私はてっきりなにか重い病名を告げられると思いこんでいたので、この診断に(え?あんなに尋常じゃないくらい痛かったのに?)と訝ざるを得なかったのだが、先生はそんな私を納得させるため、こう付け加えた。
 「ただし、うちでは婦人科は見れませんから、もしかしたらそちらが原因という可能性もあります。もしも痛みが続くようでしたらよその病院でMRIを受けるか、婦人科を受診してみてください。」

 ・・・・そう言われて、私は黙り込んだ。
その頭の中では一瞬のうちに”2年のうち3回死産、1回流産したこと”が思い起こされていたからである。やっぱりこのことが関係しているのだろうか?そう言えば、あの、内臓が出そうなくらいの痛み、は陣痛とよく似ていた。・・・まさかな。

続く

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