zabeblogのブログ

4度の流・死産の末、離婚したバツ2女の日常

胎児水腫となって死産した話⑱

前回のお話

入院初日〜恐怖のラミナリア〜

13時より入院し、14時頃、看護婦さんに呼ばれて処置室へ。子宮口を広げる処置を受ける。
この処置に関しては、事前に他の人のブログで恐ろしい程痛い、とか、出産よりも痛い、という情報を得ていた為、心して臨んだが、噂通りの痛さだった。

私の場合、ラミナリア(子宮口を広げるための棒)を一度に3本くらい入れた。
入れている最中は、悶絶、である。
痛みの度合いは想像以上であり、人は拷問にかけられると、耐えられなくて死んだほうがマシだ、と思うらしいが、その気持ちがよく分かった。時間にしてたった4、5分だったのだけど。

入れ終わった後は、下腹部が違和感だらけで、生理痛の様な鈍痛が続く。
父、母もずっとついていてくれ、夫も東京から駆け付けてくれたおかげで、何とか気を紛らわせる事ができ、痛みはだいぶ軽減されたが、それでもずっと違和感は付きまとっていた。

その後、病院で出されたご飯を食べる。
病室は、他の臨月の妊婦さん達と同室は嫌だったので、結構高めの個室を取ったのだけれど、恐らくカロリー制限が必要な、妊娠後期の妊婦さんと同じメニューなのだろう。どれもこれも薄味で、全く美味しくなかった。



食事を終え、20時頃。
再び看護婦さんに呼ばれて、今度はラミナリアを抜く処置を受ける。
抜くだけだから、痛くないだろう、と思って油断していたが、これまた筆舌し難い激痛に襲われた。
抜くときに、「息を吐いて」と言われたので、涙目になりながら息を吐き、天井を凝視しながら、早くこの地獄が終わるよう願った。

「はい、じゃあこれで子宮口を広げる処置は終わりです。」
確か私が見た、他の人のブログによると、この、棒を出したり入れたりする処置を2回とか3回とか繰り返す、とのことだったので、私はてっきり再び棒を入れられるのでは、と思っていたが、結局私の場合は1回きりだった。だので、少し拍子抜けしてしまったが、同時に、これでもう地獄から解放されたのだ、と喜びをかみしめた。

翌日、本当の地獄が、ラミナリアどころじゃない痛みが、待ち構えていることも知らずに。

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