初めての内視鏡検査 〜そこに至るまでの経緯〜 part.2
病院で痛み止めを打ってもらったおかげか、そこからハライタはすっかり鳴りを潜め、その後しばらくは腹痛とは無縁の日々を過ごした。
しかし、ちょうど約ひと月が経とうとする頃、私は再びあの'内臓が出そうな痛み'に襲われ、またしても七転八倒。這いずりながらなんとか薬箱に手を伸ばし、前回貰っていた強めの痛み止めを服用できたのでその後難は逃れたが、けれど、普通に考えて、やっぱりこりゃ何かあるべさね。こんなに痛いのならば何もない方が不思議。ひょっとして、あの救急病院の医者はヤブだったんじゃない?学校出たてみたいなあんちゃんだったしな。
てなわけで、もっと詳しくみてもらうため、今度は婦人科を受診。
だが、いくら調べても悪いところはさっぱり見当たらない。
なので、立ち返って内科を受診。
今度はMRIなどを撮ってみたり、肛門に耳かきを巨大化させたようなものを突っ込まれて菌を採ってみたり。
「うーん、腸が腫れてるな。軽い腸炎になってるね。でもそこまで痛いと大腸癌とかの可能性もあるから、ちょっと調べてみようか。」
医者のこの言葉に、つまらぬ諧謔で申し訳ないのだけれど、まさにガーン、となった。まさか自分が・・・癌?
続く