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4度の流・死産の末、離婚したバツ2女の日常

離婚しました。

 外題の通りです。

 件の理由としましては、やはり2年の間に4度も妊娠したにも関わらず、その子ら全員に先立たれてしまったことが真っ先に挙げられます。
 このことは、確実に私の中に暗い影を落としました。

 もし無事に産まれていたらー。

 きっと今頃は、夫と共に子をあやし、寝かしつけ、その穏やかな寝顔に癒されていたのかもしれません。
 はたまた夜泣きやイヤイヤ期などに悩まされていたのかもしれません。

 けれど、悲しいかな眼前に暗く横たわっているのは、産めなかったという事実です。

 彼は最後まで、もう一度頑張ろう、と励ましてくれました。
 ですが、私は再び彼の想いに答えることはできませんでした。身も心も疲れ果ててしまっていたからです。そりゃあ四度も流死産を繰り返せば当然のことでしょう。ただでさえ、母親にとって我が子を亡くすということは体の一部をもぎ取られるくらい辛く痛く苦しく、そして深く悲しいことなのですから。想像も難くないと思います。
 それなのに私の周りには私の心を理解してくれる者などただの一人もおりませんでした。ですから、ひどい孤独感と喪失感に独りで挑まなければなりませんでした。
 その結果、私は精神を壊し、もう何もかも嫌になってしまって、結局は結婚も子どもも諦める、という選択肢を取るに至りました。
 多分、疲労感や孤独感がもっと少なかったのならば、また違った答えを出していたのかもしれません。ですが、事実は事実。変えようがありませんし、それに自分で選んだ道ですので後悔はありません。
 

もうええわ

 まあ、そういった訳でバツ2となったわけですが(サラッと告白)。あらかじめ予想していた通り、外野の声が五月蝿くてたまりません。

 例えば私の両親なんぞは、隣の部屋で「あいつはどうせ男に飽きっぽいのだろう」と私について密談していました。否、密談にしては声がでか過ぎるので、ひょっとしたら悪口をわざと当人に聞かせるという田舎者特有の高等嫌味テクニックだったのかもしれませんが、まあいずれにせよ、彼らが私に対してクリーンなイメージを持っていないことがわかりました。
 また、友人などからも「男と遊んだら?」とか「どうせすぐにまた男見つけるでしょ?」だとか。全く酷い言われようです。中でも開いた口が塞がらなかったのが「今新しい男と一緒にいるんでしょ。」
 はて、彼女はこのボッチ様こと私に向かって何を言っているのでしょうか?居ないはずの者が見えるだなんて。いつの間にやら霊視でも習得したのでしょうか?

 とまあこの通り、皆、私への扱いがクソビッチへのそれです。
 やはり世の中”バツ2”と聞くと無条件にビッチを思い描く、という構図なのでしょうか。まあ、それならそれでも別に構いませんが、しかし私がいくら離婚の正当性などを主張しようと聞き入れてもらえないのは本当に困ったものです。
 今まで糞真面目に夫のためだけに尽くし、我慢も人一倍してきたはずなのに、離婚をしたら有無を言わさずにビッチ認定ですからね。やっていられません。
 周りには、夫や彼氏がいようと平気で不倫や浮気をしているアバズレな女がゴロゴロ居るのにも関わらず、ただ離婚していないというだけで世間的には「あの子は真面目で良い子ね」って、どれほど眼が節穴なのでしょうか。これには厭世的になるな、と言われても無理なお話です。

浮気はダメだけど、このメタルギア女なら何故か許せてしまう

 話は少し逸れますが、「大豆田とわ子と三人の元夫」というドラマでは、主人公のとわ子がバツ3にも関わらず、ビッチ認定されないばかりか何やかんやで男性からモテモテでしたね。これには流石にフィクションが過ぎるな・・・と感じてしまいましたが、しかし、現実世界もこのドラマのようにバツがつく者への偏見が少しでも減ることを切に願っております。

 

 というか、正直、恋愛はもういいや。

 結局失敗の理由はいつも同じで、自分を確立できていなかった、ということに起因しているので(イプセンの「人形の家」を熟読していたにも関わらず、全く愚かしいですね。)、

まずは自分を高め、自分を幸せにする努力をしなければ、永遠に幸せは訪れないのでしょう。
 だから、愛だの恋だのにうつつを抜かす前に、個を伸ばす努力をしなければ。
 とりあえずプログラミングを頑張ります。